【企業分析】株式会社ニトリ

「ニトリに就職したいけど、企業分析のやり方が分からない…」
「ニトリは他の家具メーカーと比べて優れているの?」
ニトリに興味を持ったものの、このような悩みを抱えた就活生は多いのではないでしょうか?
今回は、株式会社ニトリに対して様々な観点から企業分析を行ないます!
企業分析に加え、株式会社ニトリの選考情報や対策方法も解説しているのでぜひ見てみてください!

1.企業分析

この章では株式会社ニトリを以下の5つの観点から企業分析を行ないます。

企業分析
  • ビジネスモデル
  • 組織図
  • PEST分析
  • SWOT分析
  • 業界の立ち位置と動向

(1)ビジネスモデル

ニトリの1番の特徴は、製造・物流・販売までのすべての段階を一貫して自社で行なう、独自のビジネスモデルであると言えます。

家具メーカーの基本的なビジネスモデルは海外企業から商品を仕入れ・販売のみか、または製造・販売を行う製造小売業の形式をとっています。

自社で一括して行なうことは、新たな人材雇用・教育などの面で高いリスクを負っています。

しかし、ニトリが「製造物流小売り業」と称するこのビジネススタイルによって、商品開発から製品化までの期間のを短縮する事が可能になっています。

また、高い粗利での低価格化を実現することを可能とし国内の家具メーカーを牽引する要因となっています。

(2)組織図

ニトリは先述のビジネスモデルで効率的に経営を行なうために、37の部署を5つの職能に分けています。

名称部署説明
スタッフ
  • 経営計画促進部
  • 組織開発部
  • 内部統制部
  • 広報部
  • 法務部
  • 社長室
主に経営に関わる。
経営層に会社全体の方針や政策を起案し、実行までの責任担います。
サービス
  • 財務経理部
  • 事務サービスセンター
  • 人材教育部
  • 人事労務部
  • 新卒採用部
  • 総務部
主に事業をさせる仕事。
会社を支える人の採用や育成、強い組織作りをサポートします。
ラインスタッフ
  • O2O推進室
  • 業務システム改革室
  • 情報システム改革室
  • 広報宣伝部
  • 店舗開発室
  • 札幌コールセンター
  • 品質管理部
  • 品質業務改革室
  • 貿易改革室
  • 営業企画室
  • お客様相談室
事業を円滑にする仕事。
ロマン実現に向けた営業上の様々な課題に対して、技術的な面から解決へと導きます。
クリエイティブライン
  • グローバル商品部
  • 商品部
商品に携わる仕事。
お客様視点で「選ばれる商品」を追求し、商品を提案します。
オペレーションライン
  • 店舗運営部
  • デコホーム事業部
  • 通販事業部
  • 法人&リフォーム事業部
販売に携わる仕事。
お客様との接点という重要な役割を担い、常に新しい仕組みを構築しています。

(3)PEST分析

PEST分析とは企業の外部環境について分析する手法で、政治(Politics)経済(Economics)社会(Social)技術(Technological)の4つ要因を分析します。

4要因によって市場がどのように変化し、自社にどのような影響をもたらすかを分析します。

#1:政治(political)

中国と台湾の対立や米中の対立はニトリに大きな影響を与ええることが予想されます

ニトリはグローバル展開として、中国・台湾を主として事業拡大を進めており2022年までに中国で100店舗進出すことを目標としています。(現在34店舗)

しかし、米中関係・中台関係は悪化しており政情が不安定です。

グローバル展開が必須の中で、世界展開の戦略エリアと掲げる中国の対外情勢が不安定であることはニトリにとって悪影響をもたらすと予想されます。

#2:経済(economical)

家具業界は不動産業界・景気動向に大きな影響を受ける傾向があります。

増税・新型コロナウイルスによる景気の冷え込みで不動産業界・家具業界に大きな影響を与えると予想されます。

グローバル展開を必要としているニトリには世界規模の経済の停滞は大きな影響を及ばすでしょう。

また、中国の経済成長が鈍化していることもニトリのグローバル展開には影響を及ぼすと予想されます。

#3:社会(social/cultural)

国内では少子高齢化の影響から家具需要は減少する見込みです。

人口減少に加えライフスタイルの多様化からベッドやタンスなどの大型家具のまとめ買い需要が減少しています。

近年では生活雑貨を充実させ来店を促すビジネスモデルへと移行が進んでおり、各メーカーでキッチン用品や雑貨小物商品の品数が増加しています。

国内需要の減少は確実であり、グローバル展開やニッチ需要向けのサービスの展開などが増加すると予想されます。

#4:技術(Technological)

家具業界ではEC特化型のメーカーや家具サブスクリプションサービスが台頭し、業界全体で大きな変革が起こる可能性があります。

既に家具メーカーはECサイトを構築していますが、EC化率は10~20%と言われており、まだ拡大を遂げるでしょう。

また家具サブスクリプションサービスも拡大の傾向を見せています。

大塚家具は家具サブスクリプションサービスを提供する「airRoom」とElalyと提携を行い新たなサービスを展開するようです。

今後は国内需要が縮小して行くため、各社の経営戦略には注目が必要です。

(4)SWOT分析

この章ではニトリのSWOT分析を行います。

SWOT分析とは企業の内部の強み(Strength)弱み(Weakness)、企業の外部の機会(Opportunity)脅威(threat)について分析を行います。

4要因をもとに、課題を修正し今後の戦略を講じていくことができます。

#1:強み(strength)と機会(opportunity)

ニトリの強みは「独自のシステム」と「国内シェア」といえます。

先述したようにニトリ独自のシステムによって国内ナンバー1の家具メーカとなっていおり、今後もその地位は揺るがないでしょう。

競合他社として良品計画・大塚家具・IKEAジャパンがあげられますが、堅調な経営を行うことができているのは良品計画のみです。

近年、大塚家具・IKEAジャパンは連続して赤字を計上しており、ニトリにとって脅威的な存在ではありません

また良品計画とニトリでは狙ってるターゲット層が異なるため国内で共存していく結果になると予想されます。

そのため、国内で安定的に需要を確保しながら海外戦略を進めることができます。

#2:弱み(weakness)と機会(opportunity)

ニトリの弱みとして、海外への事業進出ができていないことがあげられます。

競合である良品計画は海外に300店舗以上拡大をしており、国内店舗数よりも多くないます。

しかし、ニトリでは全607店舗中海外店舗は66店舗に限られ、進出地域も中国と台湾のみです。

国内の需要基盤を確保し、今後は海外への大規模な事業進出を計画に掲げていますが新型コロナウイルスによる世界経済の停滞から、計画が達成されるかは疑念が生じます。

#3:強み(strength)と脅威(threat)

脅威としては家具の新サービスと少子高齢化があげられます。

日本は今後、少子高齢化の影響から国内需要が減少し、少ない顧客を家具メーカーで取り合う形となります。

また、家具のサブスクリプションビジネスも誕生しており、家具業界は大きな変化を迎えるかもしれません。

ニトリは既に家具のECサイトでは国内1位のユーザー数を確保しており、国内で大きな影響を受けることはないと予想されます。

しかし、顧客のニーズに合わせてさらに多くのビジネスが台頭してくるため注意が必要です。

#4:弱み(weakness)と脅威(threat)

海外事業の進出が遅れている点と国内需要の減少が見込まれる点が弱みと脅威に挙げられます。

ニトリは2022までに店舗数1000を確保し、2032年までに3000てんぽに拡大する計画を立てていますが、2020年2月時点での店舗数は607に留まっています。

2年以内に2倍近く店舗数を拡大は困難と予想され、海外への事業進出計画は遅れることになります。

また、世界最大家具メーカーのIKEAはECサイトの売上が好調で世界的にユーザーを拡大してるため、ニトリにとって大きな競合となるでしょう。

ニトリのグローバル展開がいかに行われるかに注目が必要です。

(5)業界の動向と立ち位置

この章では家具業界の動向と株式会社ニトリの立ち位置について紹介します。

#1:業界の動向

家具業界は近年好調ですが、今後も好調さが継続するかは不透明です。

バブル崩壊後から家具業界は不振にあえいでいましたが、2012年を境に好調が続いています。

主にニトリ・良品計画の業績が好調であることが家具業界背全体の好調の要因であり、その他家具メーカーは業界全体の好調傾向を推進しているとは言い難いです。

今後は少子高齢化問題から国内需要は減少していくと予想され、各社の経営戦略が重要になってきます。

また、家具サブスクリプションやEC特化型の家具ビジネスも台頭し、国内の小さな需要をとりあう形になります。

#2:競合他社

株式会社ニトリの競合他社は、良品計画、大塚家具、イケアの3社です。

競合他社の特徴
  • 良品計画:シンプル・環境意識の家具で多くのユーザーに人気がある
  • 大塚家具:高級家具路線からの撤退が成功せず経営不振
  • IKEAジャパン:日本の顧客は少なく経営不振

良品計画は「無印良品」のブランドでシンプルかつ環境意識の高い家具が多くの支持を集めています。

海外事業でもそのブランド力が通用しており、既に海外店舗数は国内店舗数を上回っていル事が特徴です。

良品計画は家具を含め様々な商品を取り扱っているので、ニトリとの単純比較は困難ですが国内・海外で障壁となるでしょう。

大塚家具はかつては高級家具路線でブランド力をほこっていました

しかし社長交代後から経営不振が続き、現在では国内4番手の売り上げ高となっています。

今後、大きな経営戦略をうつことがなければ復活は難しいと予想されます。

イケア(IKEA)はスウェーデン発祥の世界最大規模の家具メーカーです。

日本での売り上げは、ニトリ・良品計画に差をつけられているものの、イケアグループとしては4兆円もの売上高を記録しています。

今後、ニトリがグローバル展開を進める中で障壁となる企業であることは間違いありません。

2.統計情報

この章ではニトリの統計と待遇評価について紹介します。

(1)統計

ニトリの財務諸表データから純利益や総資産を解説します。

#1:売上と純利益

ニトリは33期連続増収増益を記録しており、上場企業では初の快挙です。

新型コロナウイルスの影響下でも、増収増益を見込んでおり今後の動向に期待が持てます。

現在607店舗で約6500億円の売上高を記録していますが、ニトリは2022年までに1000店舗、2032年までに3000店舗で3兆円の目標を掲げています。

主に海外への事業拡大が主となる壮大な計画の動向には注目が必要です。

#2:総資産とROA

事業の好調に伴い総資産も拡大傾向にあります。

総資産の増加の企業の拡大を示し、今後も新事業への挑戦が可能となります。

今後もグローバル展開に合わせてさらに挑戦的な投資が行われると予想されます

ROA=当期利益÷総資本であり、総資本からどれほどの利益が生み出されているかの割合を示します。

小売業全体で見るとニトリのROAは非常に好成績であり、効率の良い経営が行われていることがわかります。

(2)待遇評価

#1:平均年齢・平均年収

ニトリの平均年齢・平均年収は以下の図のようになっています。

平均年齢42.7歳
平均年収851.2万円

#2:福利厚生

ニトリの福利厚生は、総務省主催のホワイト企業アワードで表彰されるほど充実なモノとなっています。

残業時間の削減に取り組んでいる点や法令以上に仕事と子育て・介護の両立制度備えている点で高く評価されています。

リフレッシュ休暇として夏期には11日間連続で、冬期には9日間連続で休暇が取れる点も特徴と言えます。

Aさん
Aさん
本部のオフィス環境は整えられており、健康に倒する取り組み(歯科検診やウォーキングのイベント)への意識も高いように感じる。しかし、店舗での労働環境はよくない場合が多い。
Aさん
Aさん
サービス残業はほとんどありえない点は評価できる、有休をどれだけ取得できるかは、部署によって異なるため一概には言えないように感じる。

#3:社風

ニトリでは、実力主義の文化が強く根付いています。

そのため、2~3年に1度の異動の際も実力と上昇志向を持つ人材は昇格しやすい傾向にあるようです。

また、ニトリは教育制度が充実しており、成長できる事に充実感を抱いている口コミが見られました。

ニトリは「ニトリ大学」と評されるほど教育制度に注力しており、数年おきに様々な部署へ異動を繰り返す「配転教育」や毎年開催されるアメリカへのセミナーがあります。

1社員に約25万円の教育投資が行われており、社員の成長を重要視しています。

個人の希望によって、さらに多くの教育の機会を得ることができるため、自己成長を求めている方には良い職場でしょう。

Aさん
Aさん
研修などでみっちり教育を受けるため、本当に世界を目指していることが伝わる。
部署によって雰囲気が変わるところも多く、必ずしも配転教育が良いとは思えがいい経験だと感じる。
Aさん
Aさん
明るく、コミュニケーション能力が高い人が多い雰囲気を感じる。体育会系とまではいかないものの、個々人から会社とともに成長していくやる気を感じている。

#4:必要な能力・資格

ニトリの入社時に必要な特別な資格はありません。

しかし、以下の3つは入社後に必要となります。

必要な能力
  • 普通自動車免許
  • 接客能力
  • 語学力

ニトリで働くためには普通自動車免許が必要となります。

入社後に免許を取得しても問題はないですが注意が必要です。

また、ニトリは小売業に分類されるため、接客能力は当選必要となります。

ニトリの教育制度として店舗で実務経験を積む必要があるため、クレーム対応や顧客のための環境設計をします。

今後、海外との取引や出向が増加することが予想されるため語学力は必要不可欠といえます。

入社試験に語学力は審査されませんが、将来的に責任ある地位につきたい方はごがk力をつけておくのが良いでしょう。

#5:キャリアパス

ニトリでは先述のように配転教育がおこなわれるため、キャリアパスは様々です。

以下はニトリの採用ページで紹介されているキャリアパス例です。

キャリアパス例

20代:様々な業務をマスターし、その根底にある理念を学ぶ

30代:系方針に沿って課題に挑戦し、調査と実験を繰り返す。

40代:売上や利益、効率の数字を良い方向に変える事ができる。

50代:将来を見据えた中長期の計画を立案することができる。

ニトリは実力主義を採用していることもあり、本人の能力・やる気次第でキャリアパスは大きく変わります。

特に、グローバル展開を進めている現在は海外に駐在してニトリの事業拡大に貢献することができるでしょう。

3.採用情報

この章では、ニトリの採用情報にいついて紹介します。

(1)採用概要

募集職種総合職
採用人数301名~
募集学科全学部(文理不問)
応募資格2021年3月までに、国内外問わず四年生大学及び大学院を卒業(修了)見込みの方
※既卒の方も最終学歴卒業後3年未満の方は新卒採用への応募が可能です普通自動車第一種運転免許(AT限定可) ※応募時には不要、入社時必須
初任給月給 四年生大学卒24万5,000円、大学院卒25万5,000円
(ともに東京、大阪、神奈川勤務独身者地域手当3万9,600円含む)
勤務地
  • 店舗 607店(2020年2月20日時点)
  • 物流事業所 89拠点
  • 本社 札幌
  • 本部 東京・大阪
  • 希望者は海外勤務
勤務時間シフト制(3カ月単位変形労働時間制採用)、実働8時間
※店舗、各事業所により異なります。

(2)選考フロー

ニトリの選考は上図の方式となります。

GDがなく面接が多いことが特徴で、社員が直接に学生のことを知ろうとしていることが伺えます。

インターン参加でより少ない選考で内定を得ることができるにで、ぜひ参加してみてください。

(3)選考のポイント

#1:求める人材

ニトリでは4C主義という求める人材に対して明確な考えがあります。

4C主義
  • Change:現状に満足せず、常に良いものを求め続ける人
  • Challenge:どんんあことも前向きに考え、前人未踏な事に挑戦していく人
  • Competition:常に自分を成長させることを考えている人
  • Communication:お客様、従業員同士の対話を大切にできる人

ニトリは33期連続増収増益、上場企業では初の快挙を達成しています。

こうした快挙の要因として、社員1人1人にたいするハイレベルな教育と成長があげられるとしており、社員には常に挑戦し成長しようとする向上心を求めています。

#2:選考のポイント

ニトリの選考は「向上心」「成長する力」がポイントになります。

先述したように、ニトリは社員の成長が企業の1番の成長方法と考えています。

そのため、説得力のある志望動機や入社後の明確なキャリアプランを述べることができるかが重要なポイントです。

ニトリの選考フローはGDがなく面接が多く設定されることから、学生側は自分の思いを伝えやすくなっています。

面接・ESでは能力や経験をアピールすることも重要ですが、特に熱意をアピールできる点を重視しましょう。

\株式会社ニトリ/

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